【導入】
「携帯レンタルを格安でしようと考えているけど、相場がわからない…。」そうお悩みの方はきっと多いのではないでしょうか。
スマホのレンタル相場はさまざまであり、どこからが格安といえるのかは費用の平均を知っておかないとわかりません。この記事では、格安携帯レンタルの相場やレンタルする際の注意点などを詳しく解説します。
安くてお得な携帯レンタルサービスを見つけたい方は、ぜひご覧ください。
目次
【1. 格安レンタルはできる?プラン別携帯レンタルの相場】
プラン別に携帯レンタルの相場が、いくらになるか平均を紹介します。まずは各プランの相場を表で確認しましょう。
月額制 | 最低金額は月額1,200円前後格安レンタルの相場は3,000円前後カケホーダイプランや3GB以上のプランには12,000円前後 |
日額制 | 1日あたりの金額が数百円+端末の基本料金が2,000円前後最低利用金額は2,000~3,000円前後/日のことが多い |
海外レンタル | 価格は1,000~5,500円程度+通話料金が追加される形式が多い |
これから各格安プランの詳細と、価格相場の平均を詳しく解説します。
【1-1】月額制の場合
最低金額は月額1,200円前後からで、格安レンタルの相場は3,000円前後になるパターンが多いです。格安スマホレンタルは1GB程度の場合、月額1万円を超えるケースは少ない傾向にあります。
しかし、カケホーダイプランや2GB以上のプランになると、1万円前後の費用がかかる可能性も高いです。なお、iPhone15などの最新機種の場合は、月額が高くなりやすいため注意してください。
【1-2】日額制の場合
日額制レンタルの相場は1日あたりの金額が数百円、端末の基本料金が2,000円前後です。
通話カケホーダイを採用した場合、1日あたり200円程度で通話が使えます。これを合計した数字が相場です。よって、最低利用金額は基本料2,000円+日額200円×5日程度で3,000円前後となります。
しかし、補償金や通信料がプラスされると、これよりも高い金額になる可能性が高いです。4,000〜5,000円程度の金額がかかるのは覚悟しておくべきでしょう。
【1-3】海外レンタルの場合
海外スマホレンタルの基本料は、10日間程度で計算されます。価格は1,000〜5,500円程度で、それに通話した分の料金が追加される形式のものが多いです。
海外用通話スマホは1分で160~290円程度の通信料がかかる可能性があります。通話するほど、費用がかかるのは覚悟しましょう。
なお、なかにはJALのように、レンタル基本料が数日間限定で0円となるものもあります。渡航日数が短く済みそうな場合には、これらのプランを活用するのも手です。
【2. どちらが格安?携帯端末別の相場を紹介】
携帯端末の種類別に料金の平均や、どれが一番格安なのか紹介します。まずは以下の比較表をご確認ください。
iPhone | 月額3,000~1万円程度格安サービスの相場は月額4,000~5,000円高級機種の場合は月額1万円以上 |
Android | 月額2,000円〜8,000円程度格安レンタルサービスの相場は2,500~4,000円高級機種の場合は月額1万円以上 |
ガラケー | かけ放題込みの月額の相場が7,500~9,000円 |
これから、各携帯端末のレンタル相場を詳しく解説します。
【2-1】iPhoneレンタルの相場
iPhoneレンタルの相場はほかよりも高く、月額3,000~13,000円程度です。格安サービスの場合も、平均相場は月額4,000~5,000円と高い傾向にあります。
しかし、最新機種であるiPhone15のレンタルは金額が大幅に跳ね上がります。基本料金が1週間16,000~18,000円程度にまで跳ね上がるため、長期レンタルはおすすめできません。
【2-2】Androidレンタルの相場
Androidレンタルの相場はiPhoneよりも少し安く、月額2,000円〜10,000円程度です。格安レンタルサービスの相場も2,500~4,000円とやや安くなります。
なお、Androidのレンタル相場は、スマホの性能でも変わります。カメラが高性能なGoogle Pixelや、音質が良いXperiaは相場が高めです。初心者向けスマホのOPPOやDIGNO G、AQUOSなどはやや価格が安い傾向です。
【2-3】ガラケーレンタルの場合
ガラケーのレンタルはかけ放題などを追加しても、1ヵ月7,500~9,000円程度で活用できます。
短期間のレンタルならば本体料金1,600円前後に、数百円の日額が追加されるだけで済むため、コスパが抜群です。しかし、長期レンタルになると、多くの会社でレンタル費用は高額化します。活用するのは数日~数週間にするのが賢明といえるでしょう。
しかし、機種別のレンタル価格や会社別の価格に大きな違いがないのがガラケーレンタルの特徴です。どのレンタル会社でも、比較的安定した性能の機種を同系統の価格で使えます。
【3. 携帯レンタルと購入を比較|格安なのはどっち?】
携帯レンタルと購入の相場比較は、以下表の通りです。
レンタル | 月額3,000~1万円程度の支払い |
購入 | 端末代数万円~10万円+月額料金 |
スマホは現在非常に高騰しています。最新機種のハイエンド品では10万円以上の価格を払わなければ、購入できないものも多いです。
一方のレンタルスマホは、高額なプランでも月額1万円程度です。かけ放題やデータ通信込みの金額を単純計算すると、10ヵ月程度ならレンタルのコストのほうが安い場合があります。
【4. 格安すぎる携帯レンタルサービスの4つの注意点】
格安すぎる携帯レンタルサービスの4つの注意点を紹介します。
- データ通信や通話料が別料金になりやすい
- 補償やオプションサービスが充実していない
- 取扱い機種が少ない可能性が高い
- 通信速度制限があるレンタル会社が多い
各注意点を確認し、自分に格安レンタルが合っているか確かめる指標にしてください。
【4-1】データ通信や通話料が別料金になりやすい
格安レンタルサービスでは、月額料金に含まれるデータ通信量や通話時間が少なめに設定されている場合があります。動画視聴やオンラインゲームなど、大量のデータ通信を行う場合は、データ通信量が足りなくなりやすいです。
よく通話をする場合、単純な料金設定のプランではコストが高くなるのも懸念されます。通話料が無料のプランを選んだり、 自宅にあるWi-Fiなどを活用したりして料金を抑えましょう。
【4-2】補償やオプションサービスが充実していない
格安レンタルは故障時の修理費用や紛失・盗難補償など、必要な補償やオプションサービスが充実していない可能性もあります。温度が極端に低い・高い場所や、工事現場作業などに行く側には補償があるスマホ会社を選び、落としたり故障させたりするトラブルに備えましょう。
海外へ行く場合には、海外通話サービスに対応しているスマホ会社を選ぶ必要もあります。格安レンタルには海外用端末がない可能性も高いため、その点にも注意してください。
【4-3】取扱い機種が少ない可能性が高い
格安レンタルサービスでは、主に古い機種を貸し出ししています。iPhone15や最新のAndroidスマホは、提供されていない場合も多いです。格安レンタルでは高性能機種や最新機種はラインナップされていないと心得ましょう。
もし最新スマホを試したいと考えるなら、ある程度価格帯が高いレンタルサービスの活用も検討してください。
【4-4】通信速度制限があるレンタル会社が多い
格安レンタルサービスでは、通信制限が設けられている場合が多いです。月額3,000~4,000円で利用できる格安スマホは多くの場合、通信が1GBまでに制限されます。それ以上通信すると速度制限がかかったり、追加料金が必要になったりするため気をつけてください。
動画視聴やオンラインゲームなど、高速通信が必要な場合は、通信容量や速度制限の有無を確認しましょう。通信をする機会が非常に多い場合には、ある程度お金がかかってもギガが多いプランを利用してください。
【5. 格安携帯レンタルを後悔せず選ぶ5つのポイント】
失敗せず格安で携帯レンタルするための方法は、以下の5つです。
- 自分の利用スタイルに合ったプランを選ぶ
- 口コミや評判が良いレンタル会社を選ぶ
- 料金形態を事前にしっかり確認する
- 使用用途に合ったオプションを設定する
- 複数のサービス会社で相見積もりを取る
各選び方のポイントをこれから詳しく解説します。
【5-1】自分の利用スタイルに合ったプランを選ぶ
動画視聴やオンラインゲームなど、大量のデータ通信を行う場合は、データ容量が十分なプランを選ぶのがおすすめです。電話をよく使う場合は、カケホーダイプランを選びましょう。
通話のみが目的で、レンタルをするならガラケーを選択するのもおすすめです。個人の場合、レンタル期間は月額制になりやすい傾向です。数日のレンタルでも基本料がかかり、レンタル費用は3,000円~1万円が相場となります。
【5-2】口コミや評判が良いレンタル会社を選ぶ
格安携帯レンタルのなかには、サービスがあまり充実していないところもあります。補償やサポート、配達などに関する規約はさまざまなため、事前に公式サイトをしっかり確認しましょう。
スマホレンタル会社の評判を知るために、口コミサイトなどをチェックするのもよいでしょう。マップなどにある利用者の都度のない口コミを確認し、評判に問題ないかを確認するのもおすすめです。
【5-3】料金形態を事前にしっかり確認する
格安携帯レンタルサービスは、月額料金以外にも初期費用や解約金、オプション料金などが発生する場合があります。以下のようなトラブルは、レンタル時に起こりがちです。
- カケホーダイプランにも関わらず通話時間に制限があり、それを超えると料金が発生する
- データ通信の契約量を超えると追加料金が発生する
- 故障時の費用が全額負担となる
これらの内容は契約書に書かれており、事前警告されない場合も多いです。料金形態を事前にしっかり確認すれば、トラブルに巻き込まれる確率は低くなるでしょう。
【5-4】使用用途に合ったオプションを設定する
スマホ会社によっては故障や盗難時の補償が追加されていたり、データ通信量をさらに増やしたりできるプランもあります。海外専用のオプションなどがある会社もあるため、必要に応じて自分に合ったものをチョイスしましょう。
通話をメインにするなら、かけ放題がついているプランを選ぶのもおすすめです。
【5-5】複数のサービス会社で見積もりを取る
携帯レンタル会社にはさまざまなところがあり、それぞれ相場は異なります。レンタルをする際には、複数の会社の見積もりを比較し、自分にサービス内容が合うものや料金が安いところなどを確認しましょう。
レンタル会社によっては、キャンペーンや割引などが実施されているところもあります。タイミングを見計らってそれらのサービスを活用すれば、さらに費用を下げられるでしょう。
【6. 格安レンタル携帯に関するよくある質問】
格安レンタル携帯に関するよくある質問に回答します。
- 格安レンタル携帯ならではのデメリットはある?
- 格安スマホレンタルで取扱いが多い機種は?
- 格安レンタルはクレカがないと決済できないって本当?
各質問にこれから回答するため、格安レンタルスマホを使おうか迷っている方は必見です。
【6-1】格安レンタル携帯ならではのデメリットはある?
格安スマホレンタルには補償プランがなかったり、機種が非常に少なかったりします。特に最新機種のレンタルは難しく、格安会社での取扱いはほとんどありません。
また、格安レンタルは期間別プランも少ない傾向にあります。個人向けレンタルでは最短1ヵ月からのプランが多く、1日のみのレンタルは法人に限定されやすい点には気をつけてください。
【6-2】格安スマホレンタルで取扱いが多い機種は?
格安レンタルでよく取り扱いされている機種はiPhone7やiPhone8です。法人レンタルでは、さらに古いiPhone5sなどの取扱いもあります。比較的新しい機種として、iPhone11~13がレンタルできるところも多いです。
Androidスマホの場合はAQUOSやGALAXY、Xperia、Google Pixel、OPPOなどの取扱いがあります。特殊な形状の折りたたみスマホや、画質・音質が非常に良い高性能スマホなどの取扱いは基本的にありません。
【6-3】格安レンタルはクレカがないと決済できないって本当?
クレジットカードを用意しなくてもコンビニ決済や電子マネー、QRコード決済などに対応しているところは少なからずあります。 しかし、多くの会社はクレジットカードを使わないと決済ができません。
クレジットカードなしでレンタルをしたいときには、対応サービスを探す必要があるでしょう。デビットカードやプリペイドカードも使用できないサービスがあるため、注意してください。
【7. 格安携帯レンタルをする前には相場や契約内容をチェックしよう】
格安携帯レンタルは相場が月額数千円と非常に安いサービスですが、端末の種類やプランが限定されがちです。
補償プランがなかったり通話・パケットの料金が別だったりする場合もあります。スマホレンタルの正しい相場を知り、そのレンタル会社が本当に適正な価格かを冷静に見極めてください。
スマホレンタルの月額費用が格安になるかは、基本料や日額などの総額で決まります。格安レンタルと銘打たれた広告に騙されず、まずはプランや契約の詳細をしっかり確認しましょう。