【導入】
格安スマホは、料金の安さと言う大きなメリットがあります。しかし、利用する方によっては不便を感じる要素も多く、メリットとデメリットを把握したうえで選ぶ必要があります。
求める通信速度やプラン、機種へのこだわりなど、個人の利用状況によって最適な選択肢を考慮し、自分に合ったサービスを選ぶのが大切です。本記事では格安スマホの概要やメリット、デメリットを紹介します。
目次
【1. 格安スマホとは?概要を解説】
格安スマホの概要を解説し、詳細を紹介します。チェックすべき内容は、以下の4つです。
- 提供通信会社はMVNOと呼ばれる
- 端末の本体価格が安い
- 通信回線が安く料金契約が簡潔
- 独自キャリアを持たないところが多い
各ポイントをこれから詳しく解説するため、格安スマホは何か知りたい方は、ぜひご覧ください。
【1-1】提供通信会社はMVNOと呼ばれる
格安スマホを提供している会社は、一般的に「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」と呼ばれます。MVNOは、大手キャリアが整備した通信設備を借りて、自社のサービスを提供しています。
auやdocomo、SoftBankなどが、MVNO向けに通信設備を一部貸し出しているキャリアです。通信設備の維持費を抑えて、その分を料金に反映させることで、利用者へ安くサービスを提供しています。しかし、なかには独自の通信環境・回線を持つ格安スマホキャリアもあります。
【1-2】端末の本体価格が安い
格安スマホは、高機能な最新モデルではなく、比較的安価な端末が中心です。機種や端末のラインナップは、以下のような機種になっている場合が多いです。
- 旧機種
- 初心者向けスマホ
- 中古スマホ
最新機種が導入されているパターンは少なく、ほとんどの場合、少し古い型のスマホを導入しています。まれに最新機種が利用可能な格安スマホもありますが、契約条件が課されている可能性が高いです。
初期費用を抑えやすいですが、揃っている機種も格安のものや旧機種が多くなっています。価格相場そのものが安いため、できるだけ費用を抑えてスマホを使いたい方に適したサービスといえるでしょう。
【1-3】通信回線が安く料金契約が簡潔
格安スマホは大手キャリアに比べて料金プランがシンプルで分かりやすく、通信量に応じた料金体系が多いです。通話のみのプランやパケットを後から追加できるものがあるなど、契約のカスタマイズ性に優れます。
不要なオプションが少ないため、月額料金を安く抑えられるのもメリットです。しかし、契約そのものが簡素なため、長期優待や提携クレジットカードなどの特典は少ない傾向にあります。提携する電気・ガス会社もないため、さまざまなサービスを連携させてポイントなどを貯めるのには適しません。
【1-4】独自の通信設備を持たないところが多い
格安スマホ会社は、大手キャリアのように全国に自社の通信網を持っている事業者は少ないです。パートナー契約を結んでいる大手キャリアの通信網を利用している場合が一般的なため、キャリア決済ができず、通信環境も安定しません。
通信が渋滞している時間帯には、回線の速度が大幅に落ちると考えられます。格安スマホを活用する際には、Wi-Fiなどを合わせて契約するなどの工夫が必要でしょう。
【2. 格安スマホのメリッ卜】
格安スマホ最大のメリットは、なんといっても利用料金が安いことです。大手キャリアでは、高額な通信料や端末代金が大きな負担となってしまいます。格安スマホはこれらの費用を大幅に抑えられるため、月々のコストが少なくなるでしょう。
とくにデータ通信量が少ない方や、通話をあまりしない方に格安スマホはおすすめです。かけ放題やパケ放題などのプランを使わずに済むため、スマホの利用にお金がかかりません。
外にいる時間が少ない在宅ワーカーにも、格安スマホは人気です。自宅にいるときにWi-Fiを使えば、さらに費用を抑えられます。
また、格安スマホは大手キャリアと比べて契約期間が短く、解約金も安い場合が多いです。ほかのサービスに乗り換えたい場合や、より自分に合ったプランに変更したい場合でも、気軽に契約を解除できます。データ容量や通話時間など、自分の利用状況に合わせてプランをカスタマイズできるのも、格安スマホの特徴です。
【3. 格安スマホのデメリット】
格安スマホにはデメリットも多いため、慎重に契約をする必要があります。主なデメリットは、以下の通りです。
- 回線が不安定で遅いことがある
- キャリア決済やLINE使用ができない可能性がある
- 通話料金の設定が高い
- 機種の種類が少ない
デメリットを把握したうえで、格安スマホを選ぶべきかよく考えましょう。
【3-1】回線が不安定で遅いことがある
格安スマホは、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しています。そのため、利用者が集中する時間帯や場所では、通信速度が遅くなったり回線が不安定になったりしやすいです。
とくに、大容量のデータをダウンロードしたり、動画を視聴したりする場合に、その影響を感じやすいでしょう。これらのデータをダウンロード・アップロードする場合には、Wi-Fiを使う必要が出てきます。
【3-2】キャリア決済やLINE使用ができない可能性がある
大手キャリアでは当たり前のように利用できるキャリア決済やLINEの各種サービスが、格安スマホでは使えない場合があります。とくに、キャリア決済を利用している方は、支払い方法を変更する必要があるため、注意が必要です。
格安スマホは、LINEのID検索や年齢認証などができない場合も多いです。普段からこれらのサービスを頻繁に利用している方は、格安スマホは向いていません。
【3-3】通話料金の設定が高い
格安スマホは、データ通信が中心のプランが安く設定されているケースが多いです。通話料金は高めに設定されている可能性が高く、長電話をする方や固定電話への通話を頻繁に行う方に格安スマホは向きません。
必然的に毎月の料金が高くなり、格安スマホを利用する意味を失ってしまいます。外出先で電話をする機会が多いビジネスマンや、メインの連絡手段が通話の方に格安スマホはおすすめできません。
【3-4】機種の種類が少ない
格安スマホで取り扱っている端末の種類は、大手キャリアと比較して少ないです。最新モデルや高性能なスマホを取り扱っていない場合もあり、自分の好みの端末が見つからない可能性があります。
最新モデルの機種があったとしても、プランが限定された縛りのある契約を結ばなければならない可能性は高いです。格安スマホを選ぶ場合には、機種の選択肢は狭まると考えましょう。
【4. 格安スマホ契約がおすすめな方】
格安スマホ契約がおすすめの方はとにかく費用を抑えたい方です。プランや機種は少なくても、スマホをできるだけ安い値段で活用したい方に向いています。家でWi-Fiをメインにした通信をするだけの方や、通話はほとんどしない方なら利便性に問題をきたさないでしょう。
基本料金や本体の料金が非常に安いのは大きなメリットであり、スマホの費用を抑えたい方に向いています。格安スマホは、プランも非常にシンプルです。必要なオプションを付け加えてカスタマイズすれば最低限の機能でスマホを契約できるでしょう。
充実したサポート内容は必要ないセカンドスマホを持ちたい方や、キャリア決済などを使わずにスマホの通話や通信のみを使用したい方にもおすすめです。
【5. 格安スマホの契約が向かない方の特徴】
以下の方は、格安スマホの契約に向いていません。
- キャリア決済などの機能を頻繁に使う方
- 快適な回線環境でスマホを使いたい方
- 機種の選択肢を増やしたい方
各特徴の詳細を、これから詳しく解説します。
【5-1】キャリア決済などの機能を頻繁に使う方
大手キャリアの提供するキャリア決済は、多くの格安スマホでは利用できません。各種キャリア決済などが使えないのは非常に大きなデメリットです。auかんたん決済やSoftbankまとめて支払い、ドコモのキャリア決済(d払い)はすべて使えないのは痛手です。
キャリア決済を頻繁に利用している方は、格安スマホに乗り換えると不便に感じる可能性が高いでしょう。クレジットカードを契約しておらず、キャリア決済でさまざまな会計をしている方にはとくに不満を感じやすいです。GooglePlayやAppleストアでの決済をするのに、カードをいちいち購入する必要が出てきます。
もしスマホでの決済サービスを活用したいと考えている方は、大手キャリアと契約を結んだ方が良いでしょう。故障などが原因でSIMカードが手元にあるなら、カードをそのまま使えるレンタルスマホも検討しましょう。
【5-2】快適な回線環境でスマホを使いたい方
格安スマホは、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しています。利用者が集中する時間帯や場所では、通信速度が遅くなったり、回線が不安定になることが多いです。
よって、以下のような方に格安スマホは適しません。
- Wi-Fiを使わずデータ通信を行う頻度が多い方
- 夜間回線の密度が高い住宅地に住んでいる方
- 安定した回線でネットサーフィンやゲームを楽しみたい方
- 大容量データをダウンロード・アップロードする方
上記に当てはまり、データ通信の利便性を重視する方は、格安スマホを選ばないようにするのが賢明です。動画視聴やオンラインゲームなどで快適な通信環境を必要とするサービスを頻繁に利用する方は、大手キャリアのスマホを選びましょう。
【5-3】機種の選択肢を増やしたい方
格安スマホで取り扱っている機種の種類は、大手キャリアと比較して少ない傾向にあります。最新モデルや高性能なスマートフォンを取り扱っていない場合もあるでしょう。
また、格安スマホでは自分の好みの機種が見つからないケースも多くあります。中古端末しか取り扱っていない事業者も存在するため、最新式のスマホは手に入らない可能性が高いと考えましょう。
新しいスマートフォンを購入したい方にとって、選択肢が限られてしまう格安スマホはおすすめできません。最新機種を導入しているレンタルスマホのほうが、新機種を手に入れられる可能性があります。
【6. 格安レンタルスマホを契約する前に注意すべきこと】
格安レンタルスマホを契約する前に注意すべきことは3つです。
- 機種選びで費用を抑えられないかチェック
- 料金プラン変更で節約ができないかチェック
- 使いたい機能が格安スマホにも搭載されているかチェック
各注意点をこれから詳しく解説します。
【6-1】機種選びで費用を抑えられないかチェック
格安レンタルスマホでは、機種が限定的です。費用を抑えるためには、そのなかでも中古品やスペックの低い初心者向けモデルを選ぶ必要があります。
中古品は使用済みの商品だが、スペックが高いものもあります。初心者向けモデルは機能が少ないものの、故障する可能性が低く安価に利用しやすいため、おすすめです。
【6-2】料金プラン変更で節約ができないかチェック
格安レンタルスマホの料金プランは、利用期間やデータ容量によって異なります。契約期間が長くなると割引になるプランや、データ容量が少ない料金プランなども見逃せません。
自分の利用状況に合わせて、最適な料金プランを選ぶようにしましょう。利用状況が変わった場合は、料金プランの変更も可能です。定期的に料金プランを見直し、無駄な料金を払わないよう気をつけて格安スマホは使うべきです。
【6-3】使いたい機能が格安スマホにも搭載されているかチェック
格安スマホでは、大手キャリアのスマートフォンに搭載されているすべての機能が利用できるわけではありません。LINEや特定のアプリとの連携機能などは、対応していない場合があります。契約前に、自分が必ず使いたい機能が、利用したい格安スマホに搭載されているかを確認しましょう。
【7. 格安でスマホを使うならレンタルスマホサービスの検討もおすすめ】
レンタルスマホとは、スマートフォンを一定期間借りて利用できるサービスです。従来のスマホ購入のように、高額な端末代金を一括で支払う必要がなく、月々の料金だけで利用できます。
短期的な旅行や出張など、一時的にスマホが必要な場合に便利です。SIMフリー端末もあるため、緊急時の代理スマホとしても活用できます。最新機種を気軽に試せる会社もあり、格安スマホよりも選択肢が豊富です。
レンタルスマホサービスは、大手回線を使用しているところが多いです。レンタル回線である格安スマホキャリアよりも電波が繋がりやすく、安定した電波通信ができるでしょう。サービスによってはさまざまなプランを用意しており、格安スマホよりも自由度が高い可能性があります。
【8. 格安でスマホを使いたいならジャパンエモーションのレンタルスマホ】
格安ですぐにレンタルスマホを使いたいなら、ジャパンエモーションのサービス「シムカリ」がおすすめです。シムカリは最新機種からコスパの良い旧機種まで、さまざまなスマホが揃っています。
カスタマイズ性の高い料金プランが多数あり、費用をできるだけ抑えてレンタルが可能です。通話のみのプランやデータ通信のみのプランも揃っているため、使わない機能を削除して契約ができます。
端末を選択して契約ができるのもシムカリの大きな特徴です。端末別の価格は公式サイトの取扱商品一覧でチェックできます。ストアではセールも行っており、対象の商品を非常にリーズナブルな価格で利用可能です。
iPhone・Android問わず、さまざまなスマホをシムカリでは格安で利用できます。格安スマホの代わりの選択肢として、ぜひ本サービスをご利用ください。
【9. 格安スマホにはデメリットも多い!慎重に契約を行おう】
一見リーズナブルに利用できてメリットが多いように見える格安スマホですが、実はデメリットも非常に多いです。選べる機種が少なかったり、通話向けプランが少なかったりします。格安スマホが合わない方が契約をしてしまうと、思わぬ費用の負担を強いられるかもしれません。
費用負担を極力抑えながら安くスマホを使いたい方には、レンタルも適しています。とくに契約の自由度が高いのは、ジャパンエモーションのシムカリです。気になる方は、ぜひ、以下のリンクからサービスの詳細をご覧ください。