【導入】
iPhoneの公式サイトが展開している、2年レンタルサービスはスマホレンタルのことではありません。スマホレンタルと間違えられやすいサービスですが、ベースとなる契約は購入であり支払い残高を減らせるサービスとして人気です。
本記事ではiPhoneのレンタル2年契約について、概要やメリット・デメリットを紹介します。
目次
【1. iPhone公式のレンタルプランとは返却プログラムのこと】
iPhoneの公式レンタルプランとは、返却プログラムのことでありレンタルではありません。端末の購入代を年数分支払い、端末返却と引き換えに残高を一括生産する仕組みです。
いわゆるレンタルスマホとは異なるサービスであり、Apple公式が実施しています。Appleストアで実施していますが、3種類のキャリアから選択が可能です。
ペイディと提携したサービスで、事前に登録をする必要があります。登録については、アプリのダウンロードと簡単な登録操作で完了するため、迷うことは少ないでしょう。
【2. iPhoneのレンタル2年プランの仕組みを解説】
iPhoneのレンタル2年プランの仕組みで把握しておきたいことは、以下の2つです。
- 4年の支払いを2年に軽減できる
- 端末は2年で返却する必要がある
各ポイントを詳しく解説します。
【2-1】4年の支払いを2年に軽減できる
2年レンタルはその名の通り、2年契約で端末を返却するプランです。4年契約の分割プランの2年分を支払い、 端末を返却することで支払いを半額にします。
次々に新しい機種を試したいと考えている方に、特におすすめのプランです。
【2-2】端末は2年で返却する必要がある
iPhone2年レンタルで端末は返却する必要があり、ちょうどで返却しないと特典は発生しません。2年契約を終えた後は再度同じ契約をする必要はなく、分割や一括で新たな携帯の購入も可能です。
iPhoneへの買い替えはもちろんのこと、一時的に費用を抑えてスマホを買いたい方にも適しています。
【3. iPhoneレンタル2年プランが使える機種】
iPhoneレンタル2年プランが使える機種は、以下の4種類です。本章では比較表を作成し、それぞれの特徴をわかりやすく比べます。
価格 | メリット | |
iPhone15 | 124,800円(税込)の4年払いの半額 | 標準的なモデルで費用を抑えやすいカラーが豊富 |
iPhone15 PLUS | 139,800円(税込)の4年払いの半額 | 標準モデルより画面が大きいバッテリー駆動時間が長め |
iPhone15Pro | 159,800円(税込)の4年払いの半額 | チタンボディを搭載し、強度が非常に高いグラフィックパフォーマンスが高くゲームや動画視聴におすすめ7種類のプロ用ポケットレンズ |
iPhone15Pro MAX | 189,800円(税込)の4年払いの半額 | 6.7インチディスプレイの大画面iPhone15Pro |
それぞれの特徴を見極め、契約するときの参考にしてください。
【4. iPhoneのレンタル2年の注意点】
iPhoneのレンタル2年の注意点は3つです。
- 2年ちょうどで乗り換えないとコストが高くなる
- 返却時に傷や汚れがあると追加費用が生じやすい
- データ移行にそなえる必要がある
各注意点を、これから詳しく解説します。
【4-1】2年ちょうどで乗り換えないとコストが高くなる
2年レンタルは契約からちょうど2年で切り替えないと、追加の残高支払いが自動的に発生します。特性を生かすためには、必ず2年きっちりで返却をしなければなりません。予定日から1日でも遅れると、残高のローンが再計算され元に戻せなくなるため注意してください。
【4-2】返却時に傷や汚れがあると追加費用が生じやすい
2年レンタルは返却の際に、端末に傷や汚れ、欠陥があるかチェックされます。状態が悪いと、追加支払いが発生するため注意が必要です。
小さな傷や汚れでも、数が多いと数万円単位の支払いが加算されてしまいます。支払いの追加を防止するためには保険が効果的だが、毎月費用がかかるため出費は高くなるかもしれません。
【4-3】データ移行にそなえる必要がある
必ずiPhoneの返却をしなければならない2年契約は、データ移行の知識も必要です。ずっとその端末を使い続けられないため、必然的にバックアップの知識を身に付けねばなりません。
具体的な対策にはiCloudに登録し、そこにデータを保存するなどの方法があります。しかし容量にも限界があるため、大量のデータ保存をする際には外部ストレージの確保やクラウドサービスへの課金も必要でしょう。
【5. iPhoneレンタル2年は本当にお得?ほかのプランと比較】
iPhoneレンタル2年は本当にお得なのでしょうか。本章では以下3つのプランと費用を比較し、iPhone2年レンタルとの差をチェックします。まずは以下の比較表をご覧ください。
iPhoneレンタル2年 | 2年分支払いを行い、端末返却と引き換えに残高を無料にする費用が一括購入の半分程度で済むが、端末が手元に残らない |
1回で購入する | 1回の支払い費用は高いが端末を資産にできる |
分割購入する | 毎月の支払い費用を抑えられるが分割手数料がつく |
レンタルスマホ | 使った分だけお金を支払うため短期間なら経済的 |
各比較を、これから詳しく解説します。
【5-1】1回で購入するとき比較
iPhoneを一括購入するときの価格やメリット・デメリットは、以下の通りです。
2年契約返却時の価格との比較 | 高い |
メリット | 端末をいつでも資産にできる |
デメリット | 多額の費用を用意する必要があるため、負担が大きい |
返却 | 不要 |
予算を潤沢に用意できれば、一括購入は分割手数料を抑えやすい購入手段です。端末を完全購入できるためいつでも売却ができ、新しい機種を選択するタイミングの自由度が上がります。
しかし、2年契約も実は分割手数料が無料のプランです。実は支払い料金に差が出ないため、端末を長年使わない場合メリットは薄くなるかもしれません。
多額の費用を用意して購入する必要があるのは大きなデメリットです。特に最新機種を買う場合、十数万単位の支払いを請求されます。まとまったお金を用意していない方にとって大きな負担となるため、近年では選択肢としてあまり重宝されない傾向にあります。
【5-2】分割購入するときと比較
iPhoneを分割購入するときの価格やメリット・デメリットは、以下の通りです。
2年契約返却時の価格との比較 | 毎月の支払いは安いが数年間金銭的負担が続く |
メリット | 月々の支払いを安くできる支払い回数を選べるため、契約の自由度が高い |
デメリット | 分割手数料がつくため支払総額は高くなるローン審査が必要 |
返却 | 不要 |
近年では月々の支払いを安くする手段として、分割購入が最新式iPhoneの購入ではメインの買い方となっています。毎月の負担額が安くなり、支払い回数も選べるため契約の自由度は高いです。
月々の負担は安くなりますが、分割手数料が付く落とし穴がある点には注意しなければなりません。ローンの審査も必要なため、審査落ちするとiPhoneが購入できないリスクもあります。
また、12回・24回払いでは料金を全額支払わなければならず、損をする可能性も高いです。2年以内のタイミングで切り替えるなら、残金がなくなるレンタルを選んだほうがお得でしょう。
【5-3】レンタルスマホと比較
購入ではなく、端末を借りるサービスの価格やメリット・デメリットを比較します。
2年契約返却時の価格との比較 | 使った分だけ支払いをする |
メリット | 使った分だけ支払いをするため、短期間なら経済的古い機種のiPhoneが試しやすい長期の場合、割引が適用されることもある |
デメリット | 契約が長期にわたると費用がかさむ最新機種の取り扱いは少ない |
返却 | 必要 |
レンタルスマホのメリットは、なんといっても経済的な負担が少ないことです。数週間〜数ヶ月程度の短期利用なら、リーズナブルな価格でスマホを使えます。しかし、端末は2年レンタルと同じで返却しなければなりません。
最新機種が試しにくいデメリットもあるため、新しいiPhoneをお試ししたい方はお店を厳選する必要もあります。最新iPhoneがあるかをしっかりチェックしてから、レンタルに臨みましょう。
なお契約が長期化すると、レンタルスマホはコストが高くなりがちです。長くても契約する期間は1年程度に抑えましょう。
【6. iPhoneレンタル2年契約ができるキャリア】
iPhoneレンタル2年契約ができるキャリアは、Softbank・au・docomoです。楽天モバイルやLINEMOなどでは、Apple公式のiPhone2年レンタルはできないため気を付けましょう。なお、キャリアをあえて指定しないSIMフリー端末を選択し、後からカードを差し込めばこれらのキャリアも活用可能です。
オンライン契約はSoftbankのみ、Appleストアは3キャリアとも可能です。基本的にどのキャリアで使っても、iPhoneの料金は同じのため好きなキャリアを選びましょう。
なお、公式の2年レンタル契約がインターネットでできるのは、ソフトバンクのみです。残りのキャリアはAppleストアに直接出向いて契約をする必要があるため注意してください。
【7. iPhoneレンタル契約がおすすめな方は?】
iPhoneレンタル契約がおすすめな方は、以下の3パターンです。
- 最新機種を安く利用したい方
- スマホを傷つけずていねいに使用できる方
- 特定のキャリアを長年活用している方
各特徴を、これから詳しく解説します。
【7-1】新しい機種を安く利用したい方
iPhone2年レンタルは最新機種のラインナップが多いです。iPhone15の通常版だけでなく、PLUSやProにもサービスが適用されます。
費用を抑えて新しい機種を使えるため、常に最新のiPhoneを活用したい方に向いているサービスでしょう。
【7-2】古い機種を使ってでも費用を極限まで抑えたい方
【7-3】スマホを傷つけずていねいに使用できる方
iPhoneの公式レンタル契約では端末に傷をつけると、追加支払いの義務が生じます。よって、スマホを傷つけずていねいに使用できる方の利用がおすすめです。
スマホを過酷な仕事環境で使う方や、落としてしまいがちな乗り物で通勤をしている方は購入を検討しましょう。保証プランをつけて契約をすれば、もし傷が付いたり故障したりしても安心です。
なお、iPhoneの頑丈さはAndroidスマホにやや劣ります。スマホの故障に懸念がある方は、Androidスマホのなかでも耐久性が高いものを契約しましょう。
【7-4】特定のキャリアを長年活用している方
特定のキャリアを長年活用しようと思っている方は、データ移行サービスなどを活用しやすいです。iPhoneレンタルをしても、スムーズにデータ移行ができるでしょう
長年同じキャリアを使えば、継続特典が得られるキャリアは多いです。提携する光熱費サービスや保険などの提携、クレジットカードなどを契約するとお得になるキャリアもあります。
【8. スマホレンタルサービスという別の方法でiPhoneを使用できる】
レンタルスマホを活用すれば、さらに費用を抑えてiPhoneを契約できます。iPhoneレンタル2年では、契約できる機種が最新のみに限られるというデメリットがあります。iPhoneレンタルならば最新機種ではなく古いiPhoneも選択できるため、さらに費用を節約できるでしょう。
【9. iPhoneレンタル2年プランを契約する方法】
iPhoneレンタル2年プランを契約する方法を、オンラインとAppleストアに分けて解説します。なお、2年プランの契約時には「ペイディあと払いプランApple専用」を指定しておく必要があります。アプリをダウンロードし、注文時に支払い方法としてペイディを選択してください。
【9-1】オンラインで契約する方法
オンラインで契約する方法は、以下の通りです。
- iPhoneのモデルを選択する
- iPhoneのストレージやカラー、モデルなどを選択する
- 支払い方法でペイディを選ぶ
- 2年契約プログラムを適用する
- SoftbankのWebサイトで契約を完了する
- 購入したiPhoneをAppleストア店頭または直接配送で受け取る
オンラインでの契約は、お店に行かず全ての操作を完了できるため便利です。しかし、契約できるキャリアはSoftbankのみの点には注意してください。
【9-2】Appleストアで契約する方法
Appleストアで契約する方法は、以下の通りです。
- 公式サイトでiPhoneを選択し「予約する」ボタンをタップ
- iPhoneのストレージやカラー、モデルなどを選択する
- 受け取りをしたいAppleストアを選択する
- 「続ける」をタップしてメールアドレスなどを入力する
- 支払いでペイディを選択する
- 予約したお店に来店し契約を行う
お店に来店した際にはiPhoneの2年レンタル契約をしたいことを伝えるとスムーズです。
【10. iPhoneレンタルの2年プランが自分に合うか検討しよう】
iPhoneの2年レンタルは、条件が合えば費用を節約することができる手段として人気です。しかし、最新機種のみしか選択できない難点もあるため、古い機種を活用したい方は注意が必要といえるでしょう。
iPhoneをレンタルすれば、古い機種を使用し費用を抑えることも可能です。もし短期間だけiPhoneを試したいと考えているなら、ぜひレンタルを検討してください。