レンタルスマホにかかるLINE制限は?使える・使えない機能を紹介

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2024年7月10日

レンタルスマホにかかるLINE制限は?使える・使えない機能を紹介

【導入】

レンタルスマホでLINEアプリを使えますが、機能制限が発生する点には注意が必要です。 ID検索ができなくなったり、年齢認証に関連するデータが使えなくなったりします。

電話番号に起因するキャリア決済やLINEの一部のサービスを利用できなくなるため、デメリットが大きいと感じる方もいるでしょう。本記事ではレンタルスマホでLINEを利用する際の、基本的な注意点を解説します。


目次

【1. レンタルスマホでLINEは使える?】

レンタルスマホでもLINEは活用できます。しかし、SIMカードも同時に契約すると、機能制限が発生するため注意が必要です。レンタルスマホにおけるLINEの制限について、本章では2パターンに分けて解説します。

  • レンタルSIMカード付きではLINEが制限付きになる
  • 自分名義のSIMカードがあれば利用可能

各パターンをこれから詳しく解説するため、レンタルスマホでLINEを使えるか気になる方は、ぜひご覧ください。


【1-1】レンタルSIMカード付きではLINEが制限付きになる

レンタルスマホ本体とSIMカードを両方レンタルする場合、LINEアプリに制限がつきます。一部機能が使用できなくなるため、LINE使用時の利便性は下がりがちです。

これは電話番号がレンタルスマホ会社名義であり、SIMカードの情報を自由に活用できないのが原因です。


【1-2】自分名義のSIMカードがあれば利用可能

レンタルスマホの本体のみを借りて、SIMカードは自分名義の場合、LINEには一切制限がつきません。 自分が普段使っているスマホと、全く変わらない仕様でLINEを使えます。

既存のLINE IDがある場合には、友だちやタイムラインなどの内容を引継いで使用可能です。レンタルスマホを契約終了したあともバックアップを取っておけば、新しいスマホに、すぐデータを移行できます。


【2. レンタルスマホのSIMカード付きで起こるLINEの制限】

レンタルスマホのSIMカード付きで起こるLINEの制限は、主にIDによるものです。IDの制限で起こりうる、レンタルスマホのLINE制限は3つあります。

  • ID検索ができない
  • 年齢認証に関する機能を使えなくなる
  • 契約終了後のデータは引継ぎができない

各制限をこれから詳しく解説します。


【2-1】ID検索ができない

SIMカード付きのレンタルスマホでは、LINEのID検索ができません。企業の公式LINEを追加したり、ネットで知り合った方とのLINE交換が難しかったりしやすい傾向にあります。

友だち登録をする際に使えるのは、QRコードか連絡先からの自動追加のみとなる点には気をつけましょう。LINEのQRコードはホーム欄にある「友だち追加」の箇所にあります。QRコードを保存して送りたいときには、右下にあるダウンロードアイコンをタップしましょう。


【2-2】年齢認証に関する機能を使えなくなる

スマートフォンの年齢認証は、キャリアの登録情報をもとに実施されるSIMカード依存のサービスです。レンタルスマホでは、年齢認証が必要なコンテンツは一切使えなくなるデメリットがあります。

年齢認証をしていないと、LINEでは以下の機能しか使えません。

  • トーク
  • 音声通話
  • ビデオ通話
  • QRコード招待
  • プリペイドカードやクレジットカードでのLINEコイン購入

スマホの年齢確認依存になるため、キャリア決済も使用できません。利便性については、かなり下がってしまうものと考えましょう。


【2-3】契約終了後のデータは引継ぎができない

LINEのIDがないため、SIMカード付きのレンタルスマホは契約が終わったあとにIDの引継ぎができません。契約を終えてしまうと、再度LINE IDを登録し、友だちの登録もやり直しとなる点には注意が必要でしょう。

家族や親類など、少数の友だち登録のみで済むなら、この問題は起きにくいです。しかし、ネットでつながった友だちが多く、端末変更後のLINE IDを伝えるのが難しい方も、なかにはいるでしょう。LINE IDによるデータ引継ぎができないのは、友だちが多い方にとって、致命的な欠点となりかねません。


【3. LINEができるSIMカードフリーレンタルスマホのメリット】

LINEができるSIMカードフリーのレンタルスマホのメリットは以下の5つです。

  • 自分のLINE情報をそのまま使える
  • キャリア決済ができる
  • 電話番号をそのまま使える
  • 番号名義が自分のスマホになる
  • データの引継ぎが簡単

各メリットをこれから詳しく解説します。


【3-1】自分のLINE情報をそのまま使える

LINEの情報は1つのSIMカードに、1つだけ保存される仕組みです。つまりSIMカードを持っていればどのような端末にでも、LINEの情報を移行できます。

SIMカードフリーの端末なら、今まで使っていたLINEアカウントを、新しいレンタルスマホにそのまま移行可能です。トーク履歴や友だちリスト、グループなどが引継がれるため、新しいスマホに買い替えたような感覚でLINEを利用できるでしょう。


【3-2】キャリア決済ができる

普段利用しているキャリア決済をそのまま利用できるのも、SIMカードフリーのレンタルスマホの強みです。GooglePayやApplePayの情報も持ち越せるため、クレジットカード情報の入力も必要ありません。LINEの課金もキャリア決済で実施できます。

手軽にアプリ内課金やオンラインショッピングを、レンタルスマホで楽しめます。普段の決済手段がキャッシュレスなら、SIMカードフリーの端末をレンタルするのがおすすめです。


【3-3】電話番号をそのまま使える

LINEだけでなくスマホそのものの番号が変わるのも、レンタルスマホのデメリットです。しかし、SIMカードフリーのレンタルスマホを活用すれば、既存の電話番号を引き続き利用できます。

家族や友人、仕事関係者に新しい電話番号を知らせる必要がないため便利です。これまで通り連絡ができるため、勤務先や学校、役所などにも迷惑をかけずに生活できるのは大きなメリットといえるでしょう。


【3-4】番号名義が自分のスマホになる

原則としてレンタルスマホの電話番号は、レンタルスマホ業者が所有しています。そのため、重要な書類にレンタルスマホの電話番号を記載できません。

一方で、SIMカードフリーのレンタルスマホの場合は、SIMカードの契約者が自分になるため、本人名義の電話番号として利用できます。履歴書や会社の連絡先などに電話番号が記載できるため、ビジネスパーソンにとってSIMカードフリーの端末は利便性が高いです。


【3-5】データの引継ぎが簡単

LINEのトーク履歴や写真、動画などのデータはLINE IDに紐付けられています。SIMカードを自分名義のものにしておけば、クラウド上にデータを自動でバックアップ可能です。新しいスマホで、簡単にデータを復元できるでしょう。

SIMカード付きのレンタルスマホでは、データのクラウド移行やSDカードなどへの保存が課題となっていました。スムーズに新しいスマホにLINEアカウントを切り替えたいなら、SIMカードフリーのレンタルスマホを検討してください。


【4. LINEができるSIMカードフリーレンタルスマホのデメリット】

LINEができるSIMカードフリーレンタルスマホのデメリットは以下の3つです。

  • SIMカードを自分で契約する必要がある
  • 電話番号の名義を分けられない
  • 仕事とプライベートのLINEを分けられない

メリットだけでなくデメリットも確認して、賢くレンタルスマホを使いましょう。


【4-1】SIMカードを自分で契約する必要がある

レンタルスマホを利用する際、SIMカードを別途契約する必要があります。プラン選びや設定など、手間のかかる可能性が高いです。

SIMカードの契約には、初期費用や月額料金が発生する点にも注意してください。 手持ちのSIMカードがない場合には、レンタル料金とは別に契約費用も考慮する必要があります。


【4-2】電話番号の名義を分けられない

SIMカードフリーの端末では、1つの電話番号でプライベートと仕事の連絡をすべて行わなければなりません。同じ電話番号を複数のシーンで利用するため、個人情報が漏洩するリスクは高まるので考慮する必要があります。

とくにクラウドワーカーであり、匿名チャットなどでやり取りをしている方は、リスクが大きいです。電話番号やLINEから本名や生年月日が流出しないよう、情報漏洩に注意を払って、スマホを使う必要があるでしょう。


【4-3】仕事とプライベートのLINEを分けられない

仕事用のLINEとプライベート用のLINEを1つの端末で管理すると、情報が混在し、誤送信などのリスクが高まります。LINEにプライベートな愚痴などを投稿してしまい、仕事の関係者に見られて、トラブルになるケースも考えられるでしょう。

LINEのタイムライン投稿のプライベート写真を見て、副業がバレてしまうリスクもあります。完全に仕事とプライベートのLINEを分けたいと考えている方は、SIMカード付きのレンタルスマホを検討してください。


【5. レンタルスマホでLINEを制限付きで使うのがおすすめな方】

レンタルスマホでLINEを制限付きで使うのがおすすめな方は、以下の通りです。

  • 子どもにレンタルスマホを持たせたい方
  • 身内との連絡用で使う方
  • 仕事用のLINEを登録する端末が欲しい方

各項目をこれから詳しく解説します。


【5-1】子どもにレンタルスマホを持たせたい方

基本的にLINEでは18歳以下の場合、SIMカード付きでも年齢認証が実施されません。キャリアで携帯電話を購入して契約をしても、LINEはレンタルスマホと変わらない制限をする仕様だからです。

費用を抑えつつ、子どもにスマホを持たせたいなら、レンタルスマホを契約するのもおすすめです。親の名義でレンタルスマホを契約し、SIMカードに制限がかかった状態で使用させるとセキュリティアップの恩恵を得られます。

キャリア決済もできないため、LINEやゲームでの課金などのトラブル防止にも効果を発揮するでしょう。


【5-2】身内との連絡用で使う方

家族や親族とだけLINEで連絡を行う場合には、ID検索は必要ありません。通話やトークだけで充分な場合には、レンタルスマホを検討するのも良いでしょう。

家族のみとLINEをするなら、データの引継ぎをしなくても、端末を変えたときに再度、友だち登録をするのは簡単です。トーク履歴などをバックアップしないなら、身内用のスマホとしてSIMカードありのレンタルスマホを検討してください。


【5-3】仕事用のLINEを登録する端末が欲しい方

仕事用とプライベート用のスマホを分けたい方にも、SIMカード&本体のスマホレンタルがおすすめです。プライベートと仕事用のLINEを分けて、個人的な情報のやり取りでミスが起きるのを防げます。

仕事用のスマホをレンタルしてさまざまなビジネスツールを入れておけば、容量の圧迫も防げるでしょう。


【6. レンタルスマホで自身のSIMカードを使いLINEをするのがおすすめな方】

レンタルスマホで自身のSIMカードを使い、LINEをするのがおすすめな方は以下の通りです。

  • 故障時に緊急用の端末を契約したい方
  • LINE登録の友だち数が多い方
  • LINEのゲームやスタンプなどに課金をしたい方
  • トーク履歴や写真・動画を思い出として残したい方

各ポイントをこれから詳しく解説します。


【6-1】故障時に緊急用の端末を契約したい方

端末の故障時に契約しているキャリアからの代替端末を依頼すると、SIMカードをそのまま使えないケースが多いです。LINEのアカウントも活用できなくなるため、普段の連絡をする手段がなくなり、戸惑う方もいるでしょう。

SIMカードを取り出しておき、レンタルスマホを契約してカードを挿入すれば、全く同じLINEアカウントを使用できます。LINEでしか連絡が取れない方とも、スマホの修理中に交流ができて安心です。


【6-2】LINE登録の友だち数が多い方

LINEの友だち数が多い方は、レンタルスマホをSIMカードフリーにしましょう。友だちを全員再登録する必要がないため、時間と手間を大幅に節約できます。

グループやトークの内容もしっかりと引継げるため、これまでに話してきた会話を見返せるのもSIMカードフリー端末の強みです。SIMカードが同じなら電話番号認証だけで、バックアップから復元できます。


【6-3】LINEのゲームやスタンプなどに課金をしたい方

LINEのゲームなどに課金をしており、アカウントをそのまま引継ぎたい方にも、端末のみのレンタルがおすすめです。既存のLINEアカウントでゲームやスタンプの購入履歴を引継げるため、登録を最初からやり直す必要がなくなります。

スタンプについても電話番号での年齢認証を再度実施すれば、購入したスタンプをダウンロード一覧に表示させることが可能です。一覧にあるスタンプをタップすれば、再び端末にLINEスタンプを保存できます。


【6-4】トーク履歴や写真・動画を思い出として残したい方

LINEのタイムラインに投稿した思い出や、友人の投稿をそのまま見続けたい方にも端末のみレンタルはおすすめです。SIMカードが同一の場合は、IDもそのまま使用されるため、思い出の写真やビデオが消えることはありません。


【7. レンタルスマホのLINE利用はSIMカードを契約するかで制限が変化する】

原則としてSIMカード付きのレンタルスマホでは、LINEの使用に制限が発生します。LINE IDが使えなくなり、友だち検索などに支障が出るのはレンタルスマホでLINEを使う大きなデメリットです。

LINEがレンタルスマホで使用を制限される理由はSIMカードにあるため、SIMカードフリーのプランを選べばこの問題は解消できます。LINEの制限を取り払って端末を活用したいなら、SIMカードのついていないレンタルスマホを契約しましょう。

 

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